Macに惹かれた理由の1つが。ファイルメーカーというデータベースアプリケーションの存在です。現在はWindowsでも広く使われていますが、90年代初期はMac専用だったと思います。

私はデータベースを使うのが初めてでしたが、柔軟なレイアウトと、設計のしやすさで、すぐに大好きなアプリケーションになりました。

当時私はモータースポーツの運営をする会社に勤めており、様々なイベントの開催に関わっていましたが、ファイルメーカーは様々な場面で役に立ちました。特に参加者の受付管理業務、パスや通行証、住所シール、リザルト(成績結果表)、メーリングリスト等、それまで別々に制作していたものをファイルメーカーの中で処理できるようにすることで、とても効率的になりました。特に一度インプットした情報(氏名その他個別情報)は、全ての書類に反映されるため、書類毎の同期が取れていない等のミスも軽減されました。

私が関わった中で最も大きな大会であるWRC(世界ラリー選手権)Rally Japanでは、1,000人を超えるスタッフの管理(個人情報、部署管理、宿泊管理、食事管理、報酬管理、一斉連絡等)で使用しました。

現在も私の会社で様々な場面で使用しています。たとえば、国会議員、北海道議会議員の後援会の管理ツールとして提供させていただいていたり、学会・シンポジウム等のパスの制作、メール送付、領収書発行、受付システム等にも役立っています。